おわりはじまり

2016年にプロに転向し、東京オリンピック出場を掲げて行ってきた活動も、2020年1月27日の今日、一区切りがついた。

僕の2020東京オリンピックは個人の選考はもってのほか、リレーの選考会出場の権利を得ることなく終わりを迎えた。

最前線で戦っている選手からしたら、何言ってんだこいつってなると思うけども。

記録会

終わった瞬間はあっけなかった。

2か月前、疲労困憊の中、出した15分30秒台。

間違いなく切れると思い、でも不安で、その確度を上げるために必死になってトレーニングした。

ここにきて選考レースに出られるチャンスが巡ってきたとおもい必死になった。

距離も積んだし、ポイント練習も増やしたし、タイムも安定してきた。

しかし、ふたを開けてみれば目も当てられないタイムだった。

1週間前の練習からしても考えられないような。

とはいえ嘆いても何も変わらない。

ただ言えることは、満足していない、それだけだ。

ホンモノ

内定を蹴り、ほぼニートで始めたプロ生活。

必死になって練習し、順調に就活と怪我で遅れた分を取り戻していった矢先、事故に遭った。

でも、スポンサー契約を結びプロに近づけたり、たくさんの応援の中、お台場を走れたり、大会のアンバサダーになったり、レッスンしたり、合宿、レース帯同したりと、いろんな経験をさせていただけた。

感謝以外の何物でもない。

ニセモノ

トライアスリートとして充実していた半面、競技者としての自分はハリボテだったのかもしれない。

突貫工事に次ぐ、突貫工事。

後悔はないが、今思い返すと、めちゃくちゃだった。

目先の結果だけを追ったトレーニングではだめってことだ。

確かに、復帰早々日本選手権も出られたし、強化指定選手にも戻れたし、海外遠征もした。

でも、結果を勝ち取れるような状態ではなかった。

今思うと丸裸で戦場に行っていた。

これから

お金は必要だけど、お金じゃない。

夢だけじゃ生きていけないけど、大きな夢を描きたい。

子供が何を見てトライアスロンをしたいと思えるようになるのか。

どんな選手が応援されるのか。

どうすればトライアスロンのレースが人でいっぱいになるか。

4年もこんな生活をするといろんなことを考える。

しかし、一番のモチベーションは好きなことで負けたくないということだ。

アスリートは強くなきゃいけない。

そして、人間として愛され、人を愛せる人間でないといけない。

そんなふうに思った。

強さと素直さを持ったアスリートになりたい。

いや、なったと仮定してこれから生きていこう。

最後に

ここまで応援してきてくださった皆様、支援してくださった皆様、ありがとうございます。

まだまだしぶとくやっていきますが、次に向けてどういう計画で、どんなふうに成長していくか考え中です。

プロになってから心折れる間もないくらい、あっという間にこの瞬間が来てしまいました。

ここまでは自分で道を切り開いたように見えますが、いろんな人がこっそりつくってくれた道をお礼を述べながら通っていただけかなと思います。

タイトルでニセモノと表記すると、皆様に失礼かなと思いながらも、でも、ニセモノはニセモノだよなと思ったので、そう表記させてもらいました。

みなさんは優しいので、そうは思わないかもしれませんが、まだまだなんです。実力も行動も思いの強さも当たり前の基準も。

プロとして生きていくには強さが必要です。

ニセモノからホンモノになれるよう、体だけでなく心も育てていきます。

「自分との約束事が当たり前になった瞬間が成長。」

大切なことは大体幼いころに学びました。

よく食べ、よく動き、よく学び、よく遊び、よく寝る。人を大切にする。嘘をつかない。

まずはここからですね。

これからも宜しくお願い致します!