2017年アジアカップ村上

34位 1:53:43

SWIM 0:19:24(27)

BIKE 0:55:06(23)

RUN 0:39:13(55)

たくさんの応援ありがとうございました!

それではレースレポートをご覧ください!

//////////////////////

少し離れたところに宿をとったので、4時半に起きて準備を進める。

普段から早起きな生活を送っているが、レースの日にこの時間はきつい。

久しぶりのエリートレースということもあって緊張していることがよくわかった。

朝ごはん食べるのも少しつらかった。

早い時間に会場に着いたので、あまり人はいなかった。

前の日には出来上がっていなかったトランジションエリアが完成しており、一層緊張感が高まる。

〇ウォーミングアップ

6時に会場についたとはいえ、9時20分スタートなのでゆっくりはしていられない。

ストレッチ、補強を済ませてからバイクにまたがり、20分ほどバイクコースでアップをする。何とも言えない調子。悪くはないと思いながらも、思っているほど力がかからない。朝ということもあるので、そんなに深く考えずに刺激を入れて終わる。そして、ランニングのアップへ。こちらは意外と動く。全体的に体の調子は悪くないような気がした。

バイクとランのアップを済ませ、受付をする。バイクのチェックを受け、トランジションエリアにバイクを入れて、セッティングを済ませる。すでに多くの選手がバイクチェックを済ませていた。

一通りの荷物をカバンに入れ、アスリートラウンジにカバンを置き、スイムアップへと向かう。

エイジの選手もアップをしており、海がごった返している。前方を気にしながらアップを進めていく。ぼーっとしてたら、前の人とぶつかりそうだ。スイムも良くもなく悪くもなくといった感覚だった。調整週に気合を入れて強度を上げすぎたことが原因か、少し疲れているような気もした。

海が冷たいのでさっと泳いで海から上がる。急いで身体を拭いてスタートセレモニーを待つ。

セレモニーが終わり、選手が入場していく。

今年の前半戦はコーチ業中心だったからか、たくさんの人に声をかけてもらった。入場通路にいたお客さんとハイタッチをして海へと向かっていく。

選手がスタートポジションを選び終えると、海へと入水していく。

不思議なことにあまり緊張はない。あるいは、緊張していることがわからなくなるくらい緊張していたのかもしれない。

有力選手は私から見て右側に固まっていた。

ハートビートが聞こえ、会場が静まり返る。

〇スイム

フォーンが鳴り、スタートが切られる。

100%を出し切らない程度に泳ぎだす。抜け出しは完璧で体一つ分抜け出す。

右側にいた選手たちと合流したいと思い、じわじわと詰めていく。しかし、時期が早かったのか、後ろの選手に足を触られたと思った瞬間、体が沈む。ポジションを下げまいともがくものの、パワー不足からかどんどん引きずり込まれる。ここからはきつくないが、速くも泳げないというじれったい状況が終始続く。前に上がろうとすれば、バトルに巻き込まれる。以前のように抜け出せるほどのパワーがなくなっていた。早速エリートレースの厳しさを体感した。

1周目を終え、2周目に突入する。周りの選手を見ながらレースを進める。同期の阿部選手を発見。これはやばいと思いながら入水していく。しかし、左右前後にぴったりと張り付かれた状況を打破できない。自ら体を寄せ、バトルに持ち込んでみるも手や足が飛んでくるのでやめた。一回冷静になり、スペースを探す。たまたまロープ寄りにスペースがあったので。選手を乗り越えて移動。ここからゴールまでそれなりにあげてみるものの、そこまで上がりきらずスイム終了。

〇T1~バイク

上陸する際にまたもや同期の阿部選手を発見。後ろは一切見ず、前を追う。

ヘルメットをかぶり、バイクを押しながら走り出し、マウントラインで飛び乗る。靴を履いて一気に坂を駆け上がる。すでにシューズを履いていたので、加速して前を追っていく。思った以上に後ろの方だったので、全力で前を追う。5km地点手前の登りで前に追いつき、集団を形成していく。一息つく暇もなくローテに加わる。

20人くらいの選手がいた。数は第2集団の方が有利だ。しかし、集団の統率がとれない。ポイントを取るためには、前の集団から離されない、かつランで走らなければいけない。何人の選手がそれを理解していたかはわからないが、うまく機能しない。もちろん私も脚をためたいが、そういう状況ではない。脚を緩めたらペースが落ちるのは目に見えている。

そういった状況の中、前からNZのワイルド選手が落ちてきた。強烈にバイクが強く集団の中でも際立っていた。だが、統率の取れない集団に強い選手が1人加わっただけではどうにもならない。

「自分にもっと力があればな。」

集団を分断する方法はいくつかある。逃げをうって少人数でいくことも可能だし、中切れを狙って間に入り、一人で集団に戻っていくことだってできる。しかし、それに見合った力を持ち合わせていない。弱っちいなと思いながら集団でやり過ごす。そのまま大きな変化もなくバイクが終わった。とても早い40㎞だった。

〇T2~ラン

「前と2分差!」

観客からタイムを教えてもらう。まだいける。そう思って靴を履き走りだす。しかし、左の脇腹に痛みを感じる。これまでの練習強度が低かったのだろう。しかし、止まるわけにはいかない。情けなくても、遅くても足を止めたら、癖になると思った。3㎞を過ぎたあたりから、痛みが弱まったので、少しずつペースを上げる。もうポイントの望みはないが、楽なレースをしてはいけないというコーチの教えを守り、少しずつ少しずつペースを上げていく。

最終周前で大谷選手に抜かれる。頑張ってついてみる。やはり、箱根を走ったランナーの走りは上手だ。走りやすい。だが、1㎞もしないうちに千切れてしまい、またペースを戻していく。

このまま終わるのだろうと思って、淡々とゴール前を走っていると、師匠である山本良介選手が後ろからつめてくる。この人にあこがれて、この世界に飛び込んだ。どう走ろうと追いつかれるので、思い切って一度呼吸を整え、スプリントに備える。抜かれたと同時に後ろに入ってついていく。絶望的なスピード差ではなかったのか、それとも相手をしてくれただけなのかはわからないか、ブルーカーペットの前で並びかける。だが、師匠の背中は大きかった。敗北。

このレースはエリートレースの復帰戦だった。

少なくとも去年の自分より、マシなレースができている。だが、主観的な手ごたえでやっていけるほどこの世界は甘くない。数字がほしい。そう思っているだけではつかみ取れない。日本選手権まで残りわずか。やれることをやっていこうと思う。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする